家相というと古い迷信のように思われがちですが、その歴史はたいへん古く様々な学問・運命学によって成り立っています。
| 6世紀初期~中期 |
百済(くだら)より陰陽(いんよう)五行説(ごぎょうせつ)・方術が伝わる |
| 7世紀初期 |
百済より暦本・遁(とん)甲(こう)方術が伝わる |
| 奈良時代 |
吉備真備(きびのまきび)(日本の奈良時代の学者・政治家)が唐より奇問遁甲学・九星占術など多くの書物を日本に持ち帰る |
| 平安時代 |
日本に入ってきた様々な占術は一般化せず禁中深く秘され陰陽寮の関係者・貴族のみ口授され伝わる |
| 江戸時代中期~後期 |
中国から様々な運命学の書が伝わる
また、この時代に移入した『宅造宅経』という文献を元に家相書が刊行されたと伝えられる
代表としては松浦琴鶴の『九星方鑑学』『家相秘伝書』など数多くの家相書が刊行されている(現在もその内容が引き継がれている) |
| 明治時代 |
園田真次郎によって『方位家相学』が口授される |
陰陽五行説など占術的な言葉ですが、これらはすべて家相学の基盤となっている学問です。
つまり家相の起源を辿っていくと、古代中国まで遡ることになります。
ここで重要なのは『家の間取りだけで吉凶が決まるわけではない』ということです。
江戸時代には『方位学』と『家相学』と2つの運命学に別れていますが、
本来は『方位家相学』という一つの学問であり、良い方位良い時期に良い家相の家に住む
これが本当の方位家相学の真髄です。
近年多くの家相書が出版され、たくさんの家相研究家がいらっしゃいます。
家相を考慮し設計・建築されている方も多いでしょう。
しかしながら、良い方位・良い時期という事をどれだけの方が知っているでしょうか。
「家相が良いはずなのにどうもよくならない」良い方位、良い時期まで考えていなかったのではないでしょうか。
せっかくの吉相でも悪い方位、悪い時期ではなんの意味もありません。
『家相』だけが一人歩きしてしまった結果、迷信・占いの一種といわれる大きな理由であるように思います。